※スマホの場合、横向きを推奨
次の問題を解いてみてください。
ちょっとした罠が仕掛けてあります。
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問題
問題
の極小値を求めよ。
こんなのは余裕ですよ。増減表を書いたらいいんですよね!
極値をとる の値を求める
まずは微分して…
だから、となるのは…
極小値をとるのは、のとき…

だから極小値は…
えっと、これは…
代入計算の工夫
…これを計算するんですか…!?
ちょっと面倒ですね。
かなり面倒です!
まあこの程度なら力技で計算してしまう生徒も多いのですが…
計算ミスを防ぐために、ここでは次数下げの方法を利用しましょう。
次数下げ…
まず、何が面倒かというと、
↑に代入しないといけないことです。
代わりに、↓に代入ならどうですか?
に代入ですか?
2次式なので、ちょっと楽ではありますけど…
いやいや、そういう話ではありません。
は、極値をとる ですよ。導関数の値はどうなりますか?
極値をとるから…
…あっ、極値をとる を代入したら、導関数の値は です!
こういうことですね。
確かに、 に代入するのは簡単です。
結果は0と分かっているんですね!
に代入するのは面倒ですが、 に代入すれば になるのは当たり前のことです。
さらに、 を で割った に入れても であることも分かりますね。
割り算による変形
でも実際に代入するのは にですよね…
そこで、割り算による式変形をするのです。
が式の中にでてきて欲しいわけですから、
を で割って…
筆算します!(カキカキ…)
…
(カキカキ…)
を で割ると、
商が 、余りが です!
OKです。こういうことですね。
余りへの代入
に を代入しても0だから…余りだけに代入すればいいんですね!
これが極小値です!